toggle
食品サンプル教室と認定インストラクターの育成

食べられないのに美味しそう

食品サンプルの魅力の源は「食べられないのに美味しそう」にあります。

でも、「食べられないのに美味しそう」って、なんだか変ですよね?

「美味しそう」と言う事は、味を感じていると言う事ですが、どうすれば、食べられないのに味を感じる事が出来るのでしょうか?

 

「食べられないのに美味しそう」

食品サンプルの魅力の秘密をご紹介します。

 

◇視覚で味を表現する

眼で見て味を感じる 焼き肉

人間には味覚、視覚、聴覚、嗅覚、触覚の五感があります。

料理を「美味しい」「美味しそう」と感じるには、食べて(味覚)、匂いで(嗅覚)、おいしい音(聴覚)で、色や形で(視覚)、口に入れた食感(触覚)の五感で感じる事が出来ます。

しかし、食品サンプルでは、食べられませんし、匂いもしませんし、音もありませんので、「視覚」だけで味を伝える事が必要です。

 

視覚で味を伝える。

食品サンプルには「見ただけで味を感じさせる」ための技術が隠されています。

 

◆美味しそうな瞬間を切り取る

美味しそうなパンケーキ

視覚で味(美味しさ)を伝える基本は、「美味しそうな色」「美味しそうな形」 を表現する事ですが、食品サンプルではさらに、強く美味しさを伝える方法があります。

その方法は「美味しそうな瞬間を切り取る」という手法です。

 

あなたは食べ物のどんな時に「美味しそう」を感じますか?

たとえば・・・・・

・パンケーキから流れ落ちるメープルシロップを見て

・ナイフで切ったハンバーグの断面から流れ出る肉汁を見て

・湯気の上がる鉄板の上で、炒められる焼きそばを見て

こんな時には、「美味しそう!!」と声を上げてしまうのではないでしょうか。

 

食品サンプルなら、そんな、まさにこの瞬間!という、美味しさを感じる瞬間を切り取って作る事が出来ます。

しかも、本物なら一瞬ですが、食品サンプルなら永遠です。

これが見ただけで強く美味しさを感じさせる、食品サンプルの技なのです。

 

◆美味しさの誇張

美味しさを誇張した食品サンプル

食品サンプルと言うと、「本物そっくり!」と思われていますが、実は食品サンプルは本物の料理そっくりには作られていません。

最近は雑貨的な、いろいろな食品サンプルが販売されていますが、食品サンプル本来の目的は飲食店の店頭ディスプレイです。

飲食店の店頭で前を通るお客様の足を止め、入店してもらうのが食品サンプルの役目なのです。

「美味しそうな料理(食品サンプル)を見て入店してもらう。」

そのために、食品サンプルは本物よりも、色、形、盛り付け等を誇張して、美味しそうに作られています。

 

「食品サンプルを見て、料理をオーダーしたら、イメージよりも貧相で、美味しそうでない本物の料理が出てきた。」

なんて、経験をした事がある方もいるかもしれませんが

この場合、食品サンプルはしっかりと役目を果たし、優秀な食品サンプルだったと言うことになります。

(実物と食品サンプルに大きな違いがあるのは問題だとは思いますが・・・・^^;)

 

「美味しさを誇張して、本物よりも美味しそうに見せる」

これが食品サンプル本来の役目であり、魅力と面白さを生み出す源なのです。

 

◆「食べられないのに美味しそう」の、その先へ

食品サンプルのデザイン スイカのカレンダー

「食べられないのに美味しそう」 これが食品サンプルの魅力の基本です。

そして最近では、そんな食品サンプルの魅力を発展させて、さまざまな物が作られています。

 

食品サンプルでソーセージを作り、それをボールペンに加工すれば、美味しそうなボールペンになりますし

食品サンプルでトーストを作り、それを時計に加工すれば、美味しそうな時計になります。

 

飲食店の店頭に飾ってある「きれいで美味しそうな食品サンプル」

これだけでも十分、魅力的で楽しめますが、食品サンプルのその魅力と面白さ、技術には、まだまだ多くの可能性があります。

ぜひあなたも「食べられないのに美味しそう」のその先を考え、体験してみて下さいね。